運動会や学校行事で必要な「ゼッケン」。
しっかり名前を書いたつもりが、にじんでしまってがっかり…なんて経験はありませんか?
この記事では、ゼッケンににじまず名前を書くための最強テクニックを簡単に紹介します!
ゼッケンに名前を書く際の基本知識
ゼッケンでのにじみの原因とは
にじみの大きな原因は、インクの水分が布地に広がることにあります。
特に布が湿っていたり、油分やホコリなどの汚れが付着していると、インクがにじみやすくなります。
また、ペンの種類や筆圧、書くスピードによってもにじみの度合いが変わります。
よって書く前に布の状態を整えることが非常に重要です。
ゼッケンの種類と素材の選び方
ゼッケンにはさまざまな種類がありますが、特に重要なのは素材選びです。
常に壊れやすい「縦線入りのコットン・モス糸布」は、インクが滲みやすいです。
それに比べて、表面がなめらかで目が詰まっている糸繊布(ポリエステル混紡など)は、インクが均一にのりやすく、きれいに名前を書きやすいといえるでしょう。
用途に応じて、速乾性や耐水性のあるタイプを選ぶとより安心です。
ゼッケンにじまない方法の実践テクニック
油性ペンを活用するコツ
先に余分な水分を吸い取るため、ティッシュで細かく表面をたたいておきましょう。
これにより、インクが生地に染み込みすぎるのを防ぎます。
そして油性ペンで一度に書き上げず、少しずつ書き進めるのがポイントです。
また、ペン先が太すぎるとにじみの原因になるため、細字タイプの油性ペンを選ぶのがおすすめです。
試し書きを端にしておくとよりよいでしょう。
水性ペンでのにじみ防止テクニック
水性ペンはにじみやすいというイメージがありますが、正しい使い方をすればきれいに書けます。
ポイントは、速乾性のある水性ペンを選ぶことです。
さらに、書く前に布の表面に下地処理をすることで、インクの広がりを抑えることができます。
たとえば、レーザーシート(防水シートや転写補助フィルムなど)をあらかじめゼッケンの書き込み部分に貼ることで、にじみを抑えやすくなります。
書く前にシートを貼って一度乾かした状態でペンを使えば、よりにじみにくくなるでしょう。
また、描いたあとにはすぐにドライヤーで乾かすなどの一工夫を加えると、さらにきれいな仕上がりになります。
防水スプレーの効果と使い方
名前を書いた後に防水スプレーを浴びせると、インクの定着力が高まり、洗濯にも強くなると言われています。
特に、スプレーは20cmほど離してムラなく吹きかけるのがコツです。
完全に乾かすためには、室内干しよりも風通しの良い場所で陰干しするのが理想的です。
また、定期的に再スプレーすることもおすすめ。
人気の名前ペン・マーカーランキング
100均で手に入るおすすめ商品
ダイソーの「サラサラマーカー」はコスパ良しでインクもにじみにくいと人気。
さらに、セリアの「なまえペンPRO」も耐水性・速乾性が高く、子ども用ゼッケンに使えると高評価を得ています。
優秀な油性ペンとその特徴
マージュークの「たったひとふでパワフルネーム」は海綿布にも絶大な向き。
文字がかすれにくく、長時間にじまずに色鮮やかさを保ちやすいのが特徴です。
また、乾燥時間も短く、書いてすぐ収納したいときにも便利。
太字タイプはゼッケンだけでなく体操服などにも最適です。
水性インクが優れる理由
サラッとした書き心地で、「印刷」のような漬み方ができるのが魅力です。
さらに、インクの発色がクリアで、見た目の美しさにもこだわりたい人にぴったり。
水性ながらも速乾性を持ち合わせた製品を選べば、にじみリスクを抑えつつも手軽にきれいな文字を書きやすいです。
便利なゼッケン作成アイテム
ヘアスプレーの活用方法
書く前に少し向けるだけで、壁面がコーティングされ、ペンが流れにくくなります。
また、スプレー後に数分乾かすことで、インクのにじみやすい布地にも文字を書きやすくなります。
市販のスタイリングスプレーでも代用可能ですが、できるだけ無香料のものを使うと衣類に香りが残りません。
スタンプの活用法とその効果
印刷機でのパーソナライズスタンプなら、名前のメリハリも出来て手間も節約できます。
特に、何枚もゼッケンを用意する必要があるときに便利で、統一感のある仕上がりが得られます。
スタンプ用インクは布専用の速乾・耐水タイプを選ぶことで、洗濯後も文字が薄くなりにくくなります。
シールを利用した手軽な方法
ネームシールなら、書き錯れも気にならず、早く置換えられて便利です。
さらに、アイロン接着タイプや防水シールなども登場しており、用途に応じて選ぶことで長持ちさせやすいです。
忙しい朝でも貼るだけで完成するため、時間がない保護者にも大人気です。
ゼッケン作成の注意点とコツ
洗濯時の注意点と保存方法
書いた部分は直接こすらないように注意しましょう。
洗濯の際は裏返してネットに入れるのが〇で、摩擦や色移りを最小限に抑えらるといわれています。
また、柔軟剤の使用を控える方が、インクの定着には〇。
さらに、他の衣類と一緒に洗うときは、特に色物との接触を避けるようにし、個別に洗うのが理想です。
洗濯後はすぐに干し、湿ったまま重ねて放置しないよう心がけましょう。
効果的な収納・整理術
ゼッケンは使う季節に合わせてファイルボックスやジップ付き袋に分類保管すると、必要なときにすぐ取り出せて便利です。
ラベルをつけて「春用」「秋用」などと分けておくと一目で分かり、忙しい朝の時短にもつながります。
使用後は一度アイロンがけをしてから保管しておきましょう。
乾燥と定着のテクニック
書き終えたら、できるだけ早くしっかり乾かすことでインクの定着力を高められます。
ドライヤーで低温設定にして数分当てるのも有効ですが、風通しの良い場所で自然乾燥させると生地にも優しいです。
特に湿気の多い日や梅雨時期は、扇風機や除湿機を併用すると効果的。乾いた後に一度アイロンを軽くあてるのがおすすめです。
まとめ
ゼッケンに名前を書くときの「にじみ」は、決して避けられないものではありません!
たとえば、ペンの種類選びから乾燥・保存方法まで、ひとつひとつを丁寧に実践することで、にじみ知らずの名前書きが実現できるでしょう。
また、お子さんと一緒に作業することで、名前を書く時間も楽しい思い出になるかもしれませんね。
ぜひ、ご家庭にある道具や身近な100均アイテムをうまく取り入れて、あなただけの「最強のゼッケン作成法」を見つけてみてください!