抜け感のあるスタイルとして話題の「抜き襟」。
こなれた印象を演出できる一方で、「着こなし方が分からない」「ダサく見えたらどうしよう」と不安に思う方も多いはず。
この記事では、抜き襟の基本から具体的なやり方、コーディネート術まで、初心者にもわかりやすく解説します。
特に「シャツのサイズは大きめがいいの?」という疑問にもしっかり答えていきます。
抜き襟初心者ガイド:基本を押さえよう
抜き襟とは?その特徴と流行の背景
抜き襟とは、シャツやブラウスの襟を背中側に少し引き下げて着るスタイルのことを指します。
この着こなしは、あえて襟をずらすことでデコルテラインが際立ち、肩のラインが美しく見えるのが特徴です。
抜け感のある印象を演出しながら、柔らかさやフェミニンさも加わるため、多くのファッション誌やSNSで注目を集めています。
近年では、韓国のファッションアイコンや人気インフルエンサーがこのスタイルを積極的に取り入れたことで、一気に広まりました。
また、日本でもトレンドに敏感な若者を中心に広がり、今では大人世代のカジュアルコーデにも取り入れられています。
季節を問わず使える点も人気の理由で、春夏は涼しげに、秋冬はレイヤードで抜き襟を楽しむスタイルが浸透しています。
抜き襟のメリット・デメリットを解説
メリット:
- 首回りがスッキリ見えて、顔まわりが明るめの印象に
- 自然なこなれ感・抜け感を演出できるため、おしゃれ上級者の雰囲気が出る
- 視線が上に集まりやすく、小顔まわりがスッキリ見える
- 定番のシャツやブラウスに変化をつけられ、マンネリコーデの脱却に役立つ
デメリット:
- 着崩れしやすく、時間が経つとだらしなく見えることがある
- 姿勢によっては襟が戻ってしまうなど、定期的に直しが必要
- 肩やデコルテが見えるため、インナーや下着の選び方に注意が必要
- 年齢やTPOによっては「ラフすぎる」「だらしない」と思われるリスクも
サイズ選びのポイント:大きめが良い理由とは?
抜き襟スタイルに挑戦する際に最も重要なのが、シャツやブラウスのサイズ選びです。
一般的には「ジャストサイズ」ではなく、1〜2サイズほど大きめのアイテムを選ぶのが成功の秘訣。
なぜなら、襟を後ろに引いたときに自然に落ち感が出て、無理のないシルエットが作れるからです。
特に肩幅や着丈、袖の長さに少し余裕があると、襟抜きがしやすくなります。
また、大きめサイズはトレンド感もあり、抜き襟との相性も抜群。
あえてメンズサイズを取り入れるのも、こなれた印象に仕上がるおすすめのテクニックです。
着用前には鏡で横・後ろ姿もチェックし、崩れすぎていないか確認することが大切です。
シャツの襟抜きが引き起こす印象の変化
襟を抜くだけで、同じシャツでも印象は大きく変化します。
きちんとした印象から一転して、柔らかくナチュラルな雰囲気にシフトし、見る人に親しみやすさやこなれ感を与えることができます。
特に、オフィススタイルやカジュアルコーデに取り入れると、かしこまりすぎない程よい抜け感がプラスされ、印象がワンランクアップします。
また、デコルテが見えることで、アクセサリーとの相性も抜群。
抜き襟を上手に取り入れることで、普段のシャツコーデが新鮮に映り、ファッションの幅が広がるのも魅力です。
気になる!抜き襟がダサいと思われる理由と対策
「わざとらしい抜き方」「サイズが合っていない」「肩がずれて不自然」などが、ダサ見えの原因になりやすいポイントです。
とくに、襟の位置が極端すぎたり、シャツが体に合っていないと、だらしない印象を与えてしまいます。
対策としては、まず自分の体型や目的に合ったシャツを選ぶことが大切です。
サイズは少し余裕のあるものを選び、襟を自然に後ろに引く程度が理想的。
また、着こなし全体のバランスを鏡でしっかりチェックし、必要に応じてインナーやネックレスなどで視線を分散させましょう。
さらに、姿勢を正しく保つことでも、抜き襟スタイルをより美しく見せることができます。
抜き襟のやり方:具体的なテクニック
襟抜きのステップ:基本的なやり方をマスターしよう
- シャツの前ボタンを2〜3個開けて、デコルテ部分に余裕を持たせる
- 肩を軽く後ろに引くようにして、襟元を背中側に向かってゆっくりとスライドさせる
- 鏡を見ながら、襟のラインが左右対称になるように調整する
- 袖のまくり方や裾のイン・アウトで全体を見る
- 必要に応じてキャミソールなどのインナーを着用
- 外出前に全身鏡で後ろ姿まで確認し、だらしなく見えないかをチェックする
シャツの素材や形、厚みによって襟の抜けやすさは異なります。
柔らかめのリネンやレーヨン素材は抜け感が出やすく、初心者にも扱いやすい傾向にあります。
反対にハリ感のあるシャツは整えた後も形状が崩れにくく、キレイめな印象に仕上がります。
何度か試して自分の体型や好みに合う抜き方を見つけることが大切です。
抜き襟スタイルに合わせるアイテム選び
- インナー:キャミソールやチューブトップでヘルシーに。透け感のあるトップスと合わせる場合は、レース素材や色付きインナーでアクセントを加えるのも◎
- アクセサリー:大ぶりピアスやロングネックレスで首元を華やかに。抜き襟との相性が良く、視線を上に集められるでしょう
- ヘアスタイル:アップヘアやタイトなまとめ髪で首元をすっきり見せると、全体のバランスが整い洗練された印象に。サイドに後れ毛を残すとナチュラルな抜け感も演出できます
おしゃれなコーディネート提案:抜き襟の組み合わせアイデア
- 抜き襟シャツ×デニム:定番の抜け感カジュアル。足元はスニーカーでカジュアルに、パンプスで大人っぽく
- 抜き襟ブラウス×ワイドパンツ:縦のラインが強調されてスタイルアップ。ベルトでウエストマークをすると、抜け感の中に引き締まった印象が加わる
- 抜き襟シャツワンピ×スニーカー:休日にぴったりのリラックスコーデ。ウエストにカーディガンを巻くと、視線が上に集まりバランス◎
アウターとの相性:抜き襟を活かす着こなし
- ジャケットを羽織る場合は、襟がつぶれないよう肩にふわっと乗せる「肩掛け」スタイルもおすすめ
- トレンチやノーカラーコートなら、襟元をすっきり見せながら抜き襟のシルエットを活かせる。ストールやマフラーを使えば、季節感を演出しつつ抜け感をキープ
抜き襟を成功させるためのコーディネート術
トップスとのバランスを考えた着こなし
トップスにボリュームがある分、ボトムスはすっきりとしたシルエットにするのがポイントです。
全体のシルエットにメリハリをつけることで、抜き襟のリラックス感を引き立てられるでしょう。
スキニーパンツやタイトスカートはもちろん、センタープレス入りのパンツやフィット感のあるマーメイドスカートもおすすめです。
パンツの選び方編:スタイルを引き立てるテクニック
- ハイウエストボトムで脚長効果をプラスし、視線を上に誘導する
- 抜き襟の柔らかさに対して、パンツはシャープな印象のものを合わせると全体のバランスが良くなる
- クロップド丈やアンクル丈のパンツを選ぶと足元がすっきり見え、軽やかさが出る
大人のための抜き襟スタイル
露出を抑えながら抜け感を演出したい大人女性には、質の良い素材や落ち着いた色味のシャツがおすすめです。
シルクやコットンなど肌触りの良い素材は、見た目にも上質感があり、ナチュラルな抜け感を演出してくれます。
足元はヒールやローファーで品よくまとめると洗練された印象になり、アクセサリーは小ぶりで控えめなものを選ぶと大人の余裕を感じさせるコーディネートになります。
まとめ
抜き襟はコツを押さえれば誰でもおしゃれに着こなせる万能スタイルです。
ポイントは「サイズ選び」と「全体のコーディネート」。
初心者でも挑戦できるよう、この記事の内容を参考に、自分らしい抜き襟スタイルを楽しんでみてください。