英語の序数(ordinal numbers)は、日常会話や記念日、年齢など様々な場面で使われますが、「1th」「2th」「3th」といった表記を見かけて混乱したことはありませんか?
この記事では、「1st」「2nd」「3rd」などの正しい序数表現と、「1th」「2th」のような誤表記の違いについて、初心者にもわかりやすく解説します。
1th・2th・3rdの正しい使い方
1thとは?意味と使用例
「1th」は誤表記です。
英語で「1番目」を表現する際には、「1st(first)」が正しい形です。
「th」は通常、4番目以降に使われる接尾辞であり、「1th」は文法的にも意味的にも誤用です。
「first」という語は、英語において例外的な形を持つため、特に注意が必要です。
日常英会話やビジネス文書、SNSなど、さまざまな場面で正しい表現を使うことが、信頼感や説得力を高める要素になります。
例:
- 正:Today is my 1st birthday.(今日は私の1回目の誕生日です)
- 誤:Today is my 1th birthday.
2thと2ndの違いについて
「2th」も同様に誤った表記であり、正しくは「2nd(second)」と表記します。
「second」も「first」と同様に例外形を取り、「th」は付きません。
英語の序数には例外的なルールがいくつかあり、このような点を見落とすと、ネイティブスピーカーには違和感を与えてしまいます。
記念日や誕生日、ランキング表記など、正確な英語を使うことが求められる場面では、特に注意しましょう。
例:
- 正:Happy 2nd anniversary!
- 誤:Happy 2th anniversary!
3rdの正しい読み方と意味
「3rd」は「third(サード)」と読み、3番目を意味します。
「3th」という表現は存在せず、これは英語の序数における3番目の例外ルールに該当します。
「3rd」のように末尾が「rd」になるのは3のみで、ほかの数字とは異なる形になることを覚えておくと便利です。
例:
- 正:He came in 3rd place.(彼は3位になった)
- 誤:He came in 3th place.
1歳の表現におけるthの使い方
子どもの年齢などを英語で表現するときも、「1歳」は「1st birthday」と書きます。
これは「1番目の誕生日」という意味であり、「1th birthday」は文法的に不自然な表現です。
誕生日カードやアルバムの表紙などにも使われることが多いため、正しい綴りを心がけましょう。
英語の序数の基本ルール
英語における序数には、以下のようなパターンがあります:
- 1 → 1st(first)
- 2 → 2nd(second)
- 3 → 3rd(third)
- 4以降 → 数字+th(例:4th, 5th, 6th…)
このルールを理解しておくことで、メール、SNS、書類作成など、あらゆる場面で正確な英語を使えるようになります。
特に例外ルールである1〜3番目の表記に注意しましょう。
記念日で使う序数
2th anniversaryの正しい表現
「2th anniversary」は明確な誤りで、英語の正しい表記は「2nd anniversary」です。
「second」は「2番目」を意味し、序数の中でも「1st」や「3rd」と同様に特別な形を取る単語の一つです。
記念日や祝賀の場面での英語表記は、意味が伝わるだけでなく、相手に対する敬意や丁寧さを表すものでもあります。
間違った表記は、その印象を損なう可能性があるため、特に注意が必要です。
1stと2ndの使用シーン
「1st」は「first(最初の)」、「2nd」は「second(2番目の)」として、さまざまなシーンで使われます。特に以下のような場面でよく見られます:
- 誕生日:My son’s 1st birthday(息子の初めての誕生日)
- 結婚記念日:Our 2nd wedding anniversary(私たちの結婚2周年)
- 大会やコンテストの順位:She won 1st place. / He finished in 2nd.
- イベント開催回数:This is our 1st annual charity event.
こうしたシーンで正しい序数を使用することで、表現の精度が増し、文章全体の信頼性も高まります。
記念日表記の注意点
デザインやロゴ、SNSの投稿など視覚的な表現においても、英語の正しい序数を使うことが大切です。
とくに「1th」や「2th」といった誤用は、ネイティブスピーカーにとってすぐに違和感を覚えるポイントとなり得ます。
印刷物やウェブデザイン、ギフトタグなど、形式や見た目が重要な場面でも、装飾よりもまず正しい英語表記を優先しましょう。
また、商業目的のパンフレットやブランド用語などでは、正しい表記が企業の信頼性にも影響します。
日本語での表記と英語の比較
日本語におけるthの表記ルール
日本語では「第1回」「第2回」「第3回」など、数字の前に「第」を付けて順序を示すのが一般的なスタイルです。
たとえば「第5回全国大会」や「第10話」など、公式文書からメディアコンテンツまで幅広く使われています。
この日本語の「第◯回」という表現を英訳する場合、「1st」「2nd」「3rd」などの英語の序数を使うのが正しい方法です。
たとえば「第1回イベント」は「1st event」と訳され、「第2回目の発表」は「2nd announcement」となります。
英語では、順序を表す際に接尾辞(-st, -nd, -rd, -th)を数詞の後につける必要がある点が重要です。
英語での誤表記を避ける方法
近年では、AI翻訳や自動翻訳ツール、またはSNS用のグラフィックツールを使用する場面が増えています。
しかし、これらのツールが「1th」や「2th」といった誤表記を出力してしまう例があるようです。
こうした誤表記を避けるためには、翻訳結果を鵜呑みにせず、英語に精通した人に確認したり、信頼できる英語辞書や文法サイトで確認することが有効です。
また、英語ネイティブが書いた記事や公式サイトを参考にして、実際にどう表現されているかを調べる習慣をつけるとよいでしょう。
数字の読み方と表現の違い
英語では「基数(cardinal numbers)」と「序数(ordinal numbers)」が明確に区別されます。
基数は「数そのもの」を表し、何個あるかや数量を示す際に使います(例:one, two, three)。
一方、序数は「順序」を示し、並び順や順位を表現するために用います(例:first, second, third)。
たとえば、「3 apples(りんご3個)」は基数で、「the 3rd apple(3番目のりんご)」は序数です。
この違いを理解することで、日常会話からビジネス文書まで、より正確で伝わりやすい英語表現ができるようになります。
特にプレゼン資料やイベント案内など、細部までこだわる場面では、表記の正確さが信頼性に直結します。
まとめ
英語の序数は、特に1〜3番目には特別な表記ルールがあります。
- 1 → 1st
- 2 → 2nd
- 3 → 3rd
- 4以降 → th を使う(例:4th, 5th)
記念日や年齢、順位など、英語で表現する場面では正しい序数を使うことが重要です。正しい知識で、英語表現のミスを防ぎましょう。